VirtualBoxでJetson TX1の母艦を立てる

Ubuntu14.04 on VirtualBox
Ubuntu14.04 on VirtualBox

Jetson TX1をセットアップするためには、母艦(マニュアルではhost)としてUbuntu 14.04環境が必要です。デュアルブート環境でもあれば問題ないのですが、私は普段の作業は開発PC上のDebian testing (stretch)がメインで、他にはMacBook ProとWindows PCしかありません。いずれかのPCをUbuntu 14.04とのデュアルブートに仕立て上げてもよいのですが、今回はmacOS Sierra環境上にVirtualBoxで母艦を立てる方法で対応します。

まずはMacにVirtualBoxと拡張機能パックをインストールします。インストールの詳細は割愛します。

VirtualBoxを起動したら、「新規」ボタンからUbuntuの仮想イメージを作成します。HDD容量は最低でも30GBは確保して下さい。これより少ないとJetPackのDL・展開に失敗することがあります。その他、お好みに合わせてメモリサイズやCPUコア数などを変更したら、設定を一旦保存しておきましょう。

ネットワークも忘れず設定します。私はいつも母艦と同じネットワークにぶら下げるブリッジアダプターを選択しています。

ここまで済んだらストレージの設定で光学ドライブにUbuntu 14.04のインストーライメージファイル(.isoファイル)を指定し、仮想マシンを起動してUbuntuをインストールします。

Ubuntuのインストールが完了したら、JetPackのインストーラを起動します。TX1にインストールするコンポーネントを選択・DLした後に、母艦からTX1へファイルを転送します。この時、TX1をリカバリモードで起動する訳ですが、母艦からTX1が参照できている必要があります。TX1がリカバリモードになっている場合、VirtualBoxの「デバイス」メニューから選択できる「USB」の一覧に “NVIDIA Corp. APX [0102]” が表示されるはずです。これが表示されない場合はリカバリモードになっていません。

このUSBデバイスの一覧から上記のデバイスを選択すると、母艦のUbuntuからTX1が認識されます。念の為、lsusbコマンドで確認しましょう。

$ lsusb | grep NVidia
Bus 001 Device 003: ID 0955:7721 NVidia Corp.

lsusbでこのデバイスが表示されない場合は、USBデバイスとして母艦から認識されていません。再度TX1をリカバリモードで起動し直しましょう。TX1へのファイルの転送、インストールが済んだら、Jetson TX1のセットアップは完了です。ubuntuユーザでログインすると、ホームディレクトリ直下にCUDAのサンプルプログラム等が展開されていると思います。

ちなみに、VMWareにUbuntuを入れた場合、母艦でパッケージをDL後にUSBでJetson TX1へファイルを転送する前後で失敗しました。ご参考までに。

2017/03/18追記: JetPack 3.0をVMWare上のUbuntu 14.04から導入できました。事前に一度リカバリモードにしてUbuntuからJetson TX1を認識できるようにしておくとよさげです。

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